archives 蛙鳴道場 蛙歳時記 003

 
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(草錦 秋田鳥海山麓)




草錦深山に牧牛放たれり






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(山粧ふ 山形鳥海山)






奥山の道幾曲り山粧ふ






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(北海道 黄金トンネル)





蝦夷丹生の一際高き岬かな






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(昆布引く 襟裳岬)




はまなすや浦河を過ぎえりも岬

 

あさまだき襟裳の靄に昆布引く





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(北海道 長節湖)




はまなすや茂るばかりに長節湖








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(麦の秋 北海道十勝)






麥の秋十勝の山脈青くして









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(北の道 336号線)






大独活の花に曳かれて北を行く









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(馬鈴薯の花)






馬鈴薯の花尽きるまで天塩川






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(色葉散る 2句)





薄紅葉一葉一葉の森の精

厳かにセロが流れて色葉散る






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(師走 宮城竹駒神社)





鈴の緒を二人で握って師走かな


       (河北俳壇入選句・2003/01/19)




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